2018.05.29
お寺改修工事も次の工程に進んでいます。
来週からはいよいよ『瓦葺き工事』に入ります。
それに先立って、今日からは『本堂建屋上げ工事』が始まりました。実は着工前の調査で判明したのですが、本堂の内陣建物が地盤沈下の影響で大きく傾いていました。約7m程の間で、6cmもの沈下がありました。屋根の工事を行いながら並行して、基礎補強工事も行っていました。固まった基礎から建物を分離して浮かせます。
今日は宮大工さん総出で大変な作業を行ってもらいました。
内外で10台程のジャッキを使い、慎重に少しずつ少しずつ上げていきます。何トンもの重さがあるのかわかりませんが、上がるものなんですね!私もこれ程大がかりな「上げ工事」は初めてでした。夕方にはきっちり6cm上げることができ、これでようやく床が水平になりました。
明日からは、この上げた高さをきっちり固定しなければなりません。
住職さんからお話を聞くと、この地盤は昔は沼のような軟弱なところだったようです。これで、これからの工事もスムーズに進めることができ、動かなかった建具も改善され、喜んでいただけると思います。
今ではお寺に比べたらずっと軽い一般の住宅を立てる場合も、必ず地盤調査をして必要なら、地盤を改良して、尚且頑丈な基礎工事をします。このようなことがあっては大変だからです。やはり地盤は大切ですね。
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!