2018.05.31
今日も、思っていたより本格的な雨でしたね。
先日、雨漏りの補修をさせていただいたお客様宅へ電話でお聞きしたところ・・・昨日も今日も大丈夫だと・・・一安心!前回の補修箇所が正解で、完全に雨漏りが止まってくれたらいいのですが・・・
昨日の記事の続きです。よろしければお付き合いください。(^^)
◆高断熱高気密の家
そんな日本の家の欠点を解消しようと、近年断熱の技術が大きく発展しました。また2011年には東日本大震災が発生し、皆様もご存知のように、原子力発電の危険性があらわになり日本のエネルギー政策が大きく変換されるきっかけになりました。今までのように比較的安価な電力がいくらでも手に入るという時代は過ぎ去りました。
それ以来、一気に日本の家づくりは、「省エネルギー」へと向かいます。断熱性能を上げ、気密を良くして、出来る限り住宅のエネルギー消費量を抑えるという事が、家づくりの最も大切なことのひとつとなったのです。
◆過剰な機械設備
そんな流れの中、日本の住宅の性能は飛躍的に上がってきています。高断熱高気密の家は当たり前の仕様になりました。グラスウール、ウレタン吹付け、セルロースファイバーに羊毛、外張り断熱などなど、断熱材の種類や工法は数え切れないほどあり、住宅の気密では隙間を出来る限りゼロに近づけるよう様々な技術が使われています。
また、ここ数年で飛躍的に性能が上がったものが窓です。少し前までは1枚ガラスのアルミサッシが普通だったのが、ペアガラスが当たり前、最近ではトリプルガラスを標準仕様にしているハウスメーカーもあります。換気システムにしてもしかりです。熱交換システムという技術が開発され、大掛かりな機械設備が住宅にも導入されています。
しかし考えてみて下さい。
「関西地方の一般的な住宅地でこれほど過剰な設備が必要ですか?」
「高断熱高気密を求めすぎるあまり、1年中窓を開けずにエアコンを24時間つける生活が好きですか?」
お金をかければかけるだけ、今の住宅は高性能にすることができます。住宅の性能が発達し、日本の家が良くなり、皆様の生活が向上するのは勿論いいことなんですが、少しやり過ぎなような気がするのは私だけでしょうか?
【これからの家づくり】
◆安全な家・・・地震に強い
では、これから日本の家づくりはどうなっていくのでしょうか?
暑さ寒さを言う前に、根本的に大切なことがあります。ご家族が安心安全に暮らせる・・・つまり「地震に強い家」ということです。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震とここ数年の間にたて続けに大地震が発生し、日本は地震活動期に入ったとも言われています。いつ何時、どこで次の地震が起きるかは誰にもわかりません。
これからの時代、大地震に耐えうる家をつくる、大地震から人の命を守る、という事は住宅建設に関わるものの最も重大な責務として捉えなければなりません。「耐震等級3」は当たり前になると思います。
と・・・今日もこのあたりで終わらせていただきます。また次回に。(^^)
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!