2024.12.09
8月に引き渡していただき、4ケ月が経ちました。家づくりを振り返ると、長いようであっという間でした。家を建てたいと思った時、最初何から始めればよいかわかりませんでしたが、不動産関連の友達のご主人から一冊の本を教えてもらいました。
【5人の先生が教える一生幸せなエコハウスのつくりかた】という本でした。断熱気密のことが書いていて素人には難しかったのですが、家を建てるならちゃんと断熱材のことを考えているところが良いよという一言から家づくりはスタートしました。
次に住宅展示場に行き、私も主人も無垢の木の家が好きだという事がわかりました。そこから奈良の工務店をネットや雑誌で探しました。気密検査をしている工務店をひたすら探して、平野木材さんの完成見学会に行ったところ、社長が完成した家のことを自分の子供のように大切に思い目を細めていろいろ説明してくださり、ここがいいなと直感的に思いました。
そこからはインスタやYouTubeでどんな家にしたいか一日中考えていました。考えるのが楽しくて楽しくて夜中も眠れなくなるほど考えました。打合せが始まり、家相にもこだわりがあったため何度も図面を書いていただきご迷惑をおかけしたと思います。納得いくまで書いていただいたおかげで、ここをこうしたらよかったと思うところはとくにありません。家事動線もよく、収納や色合わせ、壁紙のことも奥様に相談に乗っていただき、大満足です。(ハウスメーカーは図面は何回までしか書きませんと制約のあるところもあるようですね)
平野木材さんで初めての断熱材シュタイコは、夏は涼しく冬は暖かいです。絶対に暑くならない、寒くならないということではなく、エアコンを一度つけると消してもしばらくは急激に温度差が出ることはありません。魔法瓶の中にいるような感覚です。夏の蒸し暑い日は、家の中に入った瞬間、気温は高くてもジメジメとした感じが一切なく爽やかで涼しく感じます。窓もオール樹脂サッシにしたので真夏でも窓際は全然暑くなりません。我が家の一階部分は82平米ほどですが、LDKのエアコン一台で扉を開けていると階段の踊り場くらいまでは涼しいです。(本来は2階の冷気を1階におろすほうが良いと思いますが、ほぼ1階で生活しているため)
まだ本格的な寒さではありませんが、冬は外気温が7度くらいでも朝起きた時は18度くらいはあり、エアコンをつけるとすぐに暖まります。晴れた日は外付けブラインドのスラットの角度を時間によって変えていくと、日中は電気をつけなくても明るく、そこまで寒く無い日は20度くらいまではすぐに気温が上がるので夕方日が落ちるまで暖かいことに驚きました。高気密高断熱なので乾燥はするので、冬場加湿器は必要ですが・・・)
平野木材さんで初めて採用したエッグパルプも、水まわりのマーモリウムも自然素材でとても気に入っています。家づくり中から急にアトピーがひどくなった次男がなんと引っ越ししてから皮膚科に通わなくてもずいぶんきれいになりびっくりしています。自然素材に囲まれているからでしょうか・・?本当に嬉しいです。(アトピーを心配していただいた植東さん、クロス屋さんその節はありがとうございました。)
家づくりにおいては、子供たちにも貴重な体験をたくさんさせていただきました。建設途中覗きに行った時には棟梁に一緒にカンナをかけさせてもらったり、現場監督の植東さんには地鎮祭後の竹を一緒にノコギリで切らせてもらったり、なかなか普段できない体験ができ子供達も大喜びでした。自分の家ができていくその様子を家族みんなで見ることができ嬉しかったです。家が完成するにつれ、子供たちは「えーもう大工さん来ないのー?もう植東さんに会えないのー?外構屋さんに会えないの?」というほどみなさんのことが大好きでした。
平野木材のみなさんは本当に社長をはじめ、家づくりに関わるすべての人たちの人柄がとても良いです。もちろん家のことは太鼓判!ですが、みなさんの人柄、仕事の姿勢、腕が良いからこそ良い家ができるのではないでしょうか?みなさん押しつけは一切せず施主ファーストで、けれどもそこはこうしたほうが良いというところはしっかりアドバイスしてくださいました。
毎朝子供たちが学校に行った後、スピーカー付きダウンライトのスイッチを押し、自分の好きな曲を聴き、明るいスタディーデスクで飲み物を飲みながら、仕事や本を読んでお隣の景色を眺めたり、雨の日は鎖樋に落ちる雨が雨の憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれたり、これほど幸せなことはありません。ついにカフェに行くより家のほうがいいなと思うようになってしまいました(笑)
毎日あ-幸せだなぁと思える家を建てていただきありがとうございました。無垢の木の経年変化、傷も愛しながら大切に住んでいきたいと思います。
最後に、どこで建てようかな・・・と悩んでいる方はあちこち完成見学会に行かれることをお勧めします。その際インスタ映えしそうな家!ではなく、性能面、細かい仕上げがどうなっているか見てください。平野木材さんの家は細かいところも全て美しく、床の間の柱なんてすべすべで頬擦りしたくなるほど綺麗です。もちろんインスタ映えもする家です。工務店によってはインスタではオシャレにみえても、細かいところが雑なところもあります。家は安い買い物ではありません。妥協すべきところはしないといけませんが、何十年先のことも考え見える部分だけでなく、見えないところもこだわりませんか?断熱材や窓や床材、日射取得日射遮蔽設計段階からこだわれば、床暖も必要ありません。きっと社長もスタッフも勉強熱心な方ばかりなのでいい家にしてくださいますよ。
平野木材の皆さん、今まで色々ありがとうございました。これからも末長くよろしくお願いいたします。
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