2024.02.10
高気密高断熱住宅
1月に上棟した現場の気密検査が昨日行われました。
平野木材の家では全棟において気密検査を行っています。住宅の気密性能(C値)というのは「家の隙間がどれくらいあるのか?」という事を数値で表され、C値が小さいほど気密性能が高くなります。一般的にC値が【1.0c㎡/㎡】を下回ると気密性能のいい家と言われています。平野木材の家ではここ数年ほぼすべての家で0.5を下回っていますが今回は・・・【0,3c㎡/㎡】というとても優秀な結果でした!
これは、窓などの仕様にもよりますが一番は『大工さんはじめ職人さんの施工品質』だと思っています。家の外回りである「屋根」「壁」「床」の工事をいかに隙間なく丁寧に行うか・・・そしてその上で、きっちりとした断熱工事を行う・・・という事がとても重要です。
また気密検査を全棟行う事の意味は?この検査を全棟行っていない建築会社も多くあります。先ほども書いたように、平野木材の家は職人さんたちの技術進歩のおかげで、ここ数年C値が大きく変わることはなくなりましたが、やはりたまに思っているよりも数値がよくない場合があります。それは家のどこかに原因があるという事で、そのような時はその原因を徹底的に調べて突き止めて処置をします。何棟かに1棟の検査ではこれが出来ません。建築会社にとっては1年のうちの1棟かもしれませんが、そのお客様にとっては大切な大切な1棟です。そんな手抜きは絶対に出来ません。
気密性能の良い家には様々なメリットが産まれます。いくら断熱性能が良くても隙間だらけの家では意味がありません。ですので断熱と気密はセットで考えなければなりません。断熱気密の良い家では、「断熱性能が保てて光熱費が抑えられる」「家の中の急激な温度差が無くなり健康な暮らしが出来る」「外からの汚染物質が入りにくく防音効果も高くなる」などの効果が得られます。
それに加えて、見落としがちな事は「換気性能が格段にUPする」という事です。今の家は24時間換気が義務付けられていますが気密性能のよくない家では上手く空気の流れが出来ていません。極端なことを言えば換気扇の近くの隙間から空気が入ってその周辺だけが換気できているという事になります。気密性能の高い家では、計画通りの換気が出来て家全体の空気が綺麗に入れ替わって常に快適な環境を保てるのです。
最近では「高気密高断熱住宅」という言葉が当たり前のように思われていますが、実はその内容は様々なんです。これからも職人さんたちと共に丁寧に性能の良い「平野木材の家」をつくっていきたいと思います。
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