2018.06.02
気がつけばもう土曜日・・・1週間はあっという間ですね!(笑)
先日から書かせていただいている「投稿記事」のその3です。ご興味のある方はお付き合いください。
◆安心な家・・・健康に暮らせる
「家は家族を守る」という観点から考えると、構造の次に重要なポイントは、「家族が健康に暮らせる家」かどうかということです。
人はおよそ人生の60%を家で過ごすと言われています。家は住む人の健康に様々な影響を与えます。直接的なものとしては、建材や家具などに含まれる化学物質やダニ・カビなどによる汚染といった「空気環境」、室内の温度差によるヒートショックといった「熱環境」、また過度な乾燥や極端な湿度、結露といった「湿度環境」などの屋内環境の影響が考えられます。
これらの事を考えると、いかに自然素材を上手く活かして家づくりをするかということが重要になってきます。冒頭にあげた、「木、土、しっくい、紙、草」といった昔の日本の家につかわれていた素材は全て人に優しいものでした。これらの自然のものを今に時代に合わせて家づくりに取り入れていくこと、そしてそのなかでも最も重要なことは、「本物の木」で家をつくるということだと思います。
「木の家に住むということ」は自然と寄り添うこと、木の恩恵を受けるということ。木に囲まれて暮らすということは、温かさ・調湿作用・リラックス・目や耳に優しいなどの健康面での恩恵は大きいのです。
◆省エネルギーで豊かに暮らせる家
一方、違う目線で見ると、これからの家づくりで大切なことがもうひとつあります。それぞれの家庭が、いかに無駄なエネルギーを使わずに生活が出来るか。
1985年と現在で日本の家庭部門の電力消費量はおよそ2倍に増えています。省エネタイプの家電などが普及している現代では以外に思われるかもしれませんが、「世帯人数が減りながらも、世帯数がかなり増えた」という変化や、「エアコンの普及や新しい家電の登場」などが原因として考えられます。各家庭の電力消費量は個別でみると小さなものですが、家庭部門全体では約40%を占めるほどの大きなものになります。
今後、原子力発電に対する厳しい目が広がり、電気料金が上がると言われる中、新たに家を建てる際には、「省エネルギー」という観点は避けることができない大切なものになると考えられます。
◆自然の恵みを活かした家・・・パッシブデザイン
ただ、いくら省エネルギーの生活が地球に優しく、家庭の財布にも優しいとはいえ、毎日の暮らしに無理があっては長く続きません。昨今「パッシブデザイン」という住宅の設計手法が広まってきています。「小さなエネルギーで豊かに暮らせる家」がこれからの家づくりが追い求める方向であると思います。
日々の暮らしで一番贅沢なことは、家に居ながら自然を感じることではないでしょうか。
「周りの環境のいいところを取り、機械に頼りすぎず、光熱費を抑えた心地よい暮らしが実現できる家」・・・がこれからの理想の家だと言えるでしょう。
と、今日もこのあたりで・・・
次が最終です。では良い週末を(^^)。
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!