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まだまだ厳しい暑さが続いています。今年の夏は４０℃超えのところもあり奈良県も３７℃３８℃と、日本の夏も完全に様変わりしてしまいました。ここ数年、日本の住宅は断熱性能UPして省エネルギーの家づくりが必須になってきましたが、どちらかと言えば「冬の寒さ」の改善を重視していたように思います。しかしこれからは「夏の暑さ」に対していかに「家の基本性能」で対処するか・・・が重要になってきます。

先日完成引き渡しをさせていただいた「LDKリフォーム」のお宅も【断熱性能の強化】を意識して、床・壁・天井にしっかり断熱材を充填し窓の性能もUPしました。「エアコンの効きが凄くよくなった！」と喜んでいただいています。

そして今回のリフォームのもう一つのテーマは「LDKを開放的なワンルームに」という事でした。閉鎖的なキッチンにストレスを感じておられましたので、耐震性を確保しながらダイニングとキッチンの間仕切り壁を撤去してLDKを一つの空間に改修しました。「キッチンで作業をしていて家族と会話が出来て楽しい！」とこちらも喜んでいただきました。今の新築ならLDKを一体にというのは当たり前のことなのかもしれませんが・・・

下の写真がキッチンからの風景ですが、この手前のカウンターも今回の工事の大きなポイントでした。お客様の要望をお聞きしていると今回はキッチンメーカーの既製品では対応が難しく、新しく協力業者として【造作家具屋さん】に入ってもらいました。（キッチンはパナソニックの既製品です）

リビング側にはワインセラーも入る収納に、人工大理石の作業カウンター、そしてオーク材のカウンターを一段低く取り付けました。キッチン側にはトール家電棚に炊飯器台、収納たっぷりの引出しがあります。ワインセラーはもちろん作業台や引き出しなどの寸法はセンチ単位でやり取りをしてお客様の希望に添う美しい家具が出来上がりました。キッチン床や家具のタイルもアクセントになり高級感も演出してくれています。

建具は美しい「イマガワさん」の縦格子の扉、床は今回はウォールナット・・・それに合わせてリビング部分の天井には赤身勝ちの杉板を採用しました。壁は薄いグレーのしっくい、内窓や勝手口もホワイトで軽やかな洗練された空間に仕上がりました。

性能もUPし部屋の雰囲気も一新して、日々の生活を楽しんでくださっています。「寒い冬も今から楽しみ！」と・・・

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