2025.04.16
先日見学会をさせていただいたお家の引き渡しも無事に終わりました。2日間の見学会にもたくさんのお客様に来ていただき「平野木材の家」をしっかり見ていただきました。最近の見学会は『はじめてのお客様』と『プラン進行中のお客様』が同じ割合でお越しになります。はじめてのお客様には、家を見てもらいながら平野木材の家づくりをしっかり説明させていただきます。一方でプラン進行中のお客様は、初めてのお客様とは見る視点が異なります。自分たちの家のイメージが出来てきていますので、より細かく自分たちの間取りと比べることができ、とても参考になると言ってくださいます。
そんな見学会ベテランのお客様にも取り入れたいと思ってもらえる「しつらえ」や「工夫」が随所にある家でした。カメラマンの写真も出来てきましたので今回もいくつか紹介させていただきます。
まずは何といってもこの26帖のLDKです。玄関ホールからリビングの格子戸を空けると、この気持ちのいい風景が飛び込んできます。美しい吉野ひのきのフローリングと白杉の天井板がまっすぐ伸びていて奥行きを感じます。南側の大きな窓にはカーテンでなく障子を入れました。柔らかな明るい陽射しが降り注ぎます。続き間となっている和室との境目に立つ化粧丸太柱もアクセントとなり存在感を出しています。
キッチンや和室も含め、やはり一番家族で長く過ごすこのLDKのしつらえや仕上などを、お客様と一番多く相談しやり取りをさせてもらったと思います。今回はLDKの壁は「左官しっくい仕上げ」なんですが、この壁の色を思い切って濃いめの色にしました。お客様も「少し暗くなるのでは・・・」と心配されていましたが、ご夫婦の雰囲気も見て落ち着いた色をお勧めしました。仕上がってみると「木との相性もバッチリ」でとても上品な空間になり、とても喜んでいただけました。
横広の玄関も特徴的です。奥のシューズクロークとの間に建具屋さん製作の「ひのき格子戸」が入っています。収納を隠すとともに空気の流れも確保できる優れものです。リビング入り口の格子戸と共に「和モダンの美しさ」を演出する建具になりました。
寝室もとても落ち着いた温かい空間になりました。床は吉野杉の節有り、壁天井は卵の殻を原料とした壁紙「エッグウォール」を採用しました。天井高を低くして小さめの北側窓にも障子を入れました。天井からの照明は無くして間接照明のみの演出です。
水廻りもそれぞれお客様の希望をお聞きして、どうしたら暮らしやすいか?どうしたら気持ちよく過ごせるか?を意識してつくり込みました。お風呂も含めて水廻りが好きな空間になると生活が豊かになります。既製品と造作を上手く組み合わせることで、快適でそのお客様らしいしつらえにすることが出来ると思っています。
「平野木材の木の家の基本性能」はどの家も変わりません。地震に対しても安心して暮らせ、暑い夏や寒い冬にでも快適に過ごせ、木の温かみを感じてくつろげます。でもお客様の大切にしたい事や家での過ごし方は違います。お客様の雰囲気も好きなインテリアも違います。そのあたりも含めてそのご家族に合う家をつくり込むことを大切にしたい・・・といつも考えています。
昨年お引渡しをしたお客様とメールでやり取りをしていました。この寒かった冬も暖かくとても快適に過ごしていただけたとのこと。そして「この家が本当に大好きです!」と言っていただけました。その言葉をいただけるように次の現場も頑張ります!!
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◆ 株式会社 平野木材 ◆
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