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木の話は平野木材スタッフブログへ
2021.04.04
昨日、また１軒「平野木材の家」の棟上げを無事に行わせていただきました。
今回の場所は・・・「にほんの里１００選」に選ばれた【奥明日香地域】の集落です。ご縁があって平野木材の木の家を気に入って下さり、工事をさせていただく事になりました。
山間のほんとうに静かなところです。一昨日の金曜日から２日にわたって組み立てをさせていただきました。大工さんの木をたたく「かけや」の音が山間にこだましてとてもよく響いていました。２日間とも春らしい良い天気で気持ちよく棟上げをさせていただきました。＊「かけや」・・・樫などの硬い木でつくられた大きな木づちのこと
明日香村では、歴史的な景観保全のため、さまざまな建築制限があります。屋根は和瓦で壁も落ち着いた色で仕上げるなど・・・周りと調和する建物を建てなければいけません。ですが、今回は規制がありますが、ない地域でも当然の事かなと思います。建築家の「隈研吾さん」も常々言っておられますが、「建築はその街々の風景になじまなければいけない」と。平野木材は常にそのようなことも意識して仕事をさせていただいています。
今回は、もともと建っていた立派な家を解体させていただいての建て替え工事です。以前の家は築１５０年ほどの立派な趣のある家でした。その家に代わって、これからまた５０年１００年とこの地に受け継がれていく家をつくらせていただくという事で責任は重大です。昨日の棟上げも、柱や土台には丈夫な４寸角を・・・梁には美しく強い吉野杉を使い・・・大きな地震にも耐えうる丈夫な骨組みをつくらせていただきました。
出来上がった骨組みを見て、お施主さんも安心してくださったと思います。ご家族皆さんが完成を心待ちにしておられます。腕利きの職人さんたちと力を合わせて丁寧に良い家に仕上させていただこうと思います。（＾＾）
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