2021.05.12
先日のゴールデンウィークの一日、奈良市で地鎮祭を執り行わせていただきました。
今回のお客様も子育て世代・・・ホームページから平野木材を見つけ、完成見学会に来てくださり、「平野木材の木の家注文住宅」を気に入ってご依頼いただいたご家族です。何度も打ち合わせをさせていただき、お客様納得のプランが出来上がりました。
地鎮祭の日、現場に地縄張り(実際の建物を縄で形取ること)をさせていただき、実際の建物の大きさや配置を確認していただきました。今までは図面で打ち合わせをしていたものが原寸大になり、お客様も上手くイメージが出来たようでした。相談の結果、少しだけ建物を北に寄せて、南側を広げることにしました。
写真でわかるように、とっても開放的な良い土地です。この土地を見つけられた際も現場に行って相談に乗らせていただきました。見た瞬間に、「ここは良い土地なんで、良い家が建ちますよ!」とアドバイスをさせていただきました。
なかなかこういう土地はありませんが良い土地の条件に、「南側が開けていて太陽の光をたっぷり採り入れることが出来る事」や「南面に部屋を多く取れるように東西に間口が広い事」が挙げられます。(もちろん他にもいろいろありますが)
『パッシブデザイン』の設計手法に基づくと、快適な家をつくるには・・・出来るだけ開口(窓)を南面に多く取り、北東西の三方は大きな窓を取らない・・・という事が大切です。昔から日本の家は、西側にはあまり窓を取りません。それは、日本は西風が比較的多いので風雨も西から家に当たる場合が多くなり、雨漏りや壁の劣化の要因になるからです。それはとても理にかなっています。そしてもう一つの理由は、「夏の西日」を避けるためだと言われています。確かに、夏の4時以降はギラギラの太陽が西側真横から家に当たる感じになります。想像しただけで汗がにじんできます(笑)。
でも、東の窓はどうでしょう?東は朝日なので爽やかな印象があると思います。それは建築のプロや設計士にも言えることで、最近の家でも東面にかなり大きな窓を取っている家をよく見かけます。ですが、実は西日と同じなんです。真夏の朝8時頃の太陽を想像してください。爽やかでしょうか?(笑)特に最近の家は気密断熱性能が良くなっているので、一度家に取り込んだ太陽熱はなかなか抜けてくれません。「冬は暖かいけど、夏は暑い」という家になってしまいます。
と・・・このような理由から、出来れば南面に大きな窓が取れる土地を見つけるのが、「冬暖かく夏涼しい」快適な家をつくる早道なんです。今回の家もきっと快適に暮らしていただける良い家になると確信しています。(^^)
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