2021.03.25
先日、高知県のお客様から会社に電話がありました。
お話をお聞きすると・・・「木の事で教えてほしい」と。高知県で家を建てるにあたって、無垢の床板で悩んでおられるらしく、木の種類や特徴、床材に適している木についてなど、さまざまな質問に答えさせていただきました。「もう少し近かったら平野木材で建てさせていただくんですが・・・笑」とお話して電話を切らせていただきました。
床板の話は今度にするとして、今回は「平野木材のシロアリ対策」について少しお話をさせていただきます。
これも先日お客様に質問されてお答えした話なんですが・・・木造住宅を建てるにあたって防蟻対策は大切なことの一つです。平野木材の家では、『防蟻藥』は一般の建築会社で使われているものと同等の「身体に優しい薬剤」を使用しているのですが、他の会社と大きく違う特徴があります。それは土台に使用する材木です。
平野木材の家では、土台に吉野ひのきの【赤身】の材木を使用させていただいています。木に「赤身」と「白太」と呼ばれる部分があるのはご存じですか?
立派なひのきの丸太の写真ですが、回りが白く中心が赤いのがよくわかると思います。当たり前ですが、木は外に向かって大きくなり1年にひとつづつ年輪を増やしていきます。つまり外の白い部分である「白太(しらた)」は新しい部分・・・つまり若い細胞で出来ているところです。木の細胞は若いうちは水分を通して柔軟ですが、時間が経つと水分を通さずにだんだん硬くなって木の体を支える役目「赤身(あかみ)」に変わっていき、さらに細胞の中に樹脂成分が溜まっていくと言われています。
年月を経て硬くなった「赤身」は腐りにくく虫にも食べられにくくなります。材木でシロアリの被害にあうのは、木の「白太」の部分がほとんどです。特にひのきは香り成分も多く虫が嫌うと言われています。古い住宅のリフォームでシロアリの被害は何度も目にしていますが、ひのきの赤身が食べられているのは見たことがありません。
平野木材の家で使う土台は、写真に書いたような丸太の赤身の中心部分を使用します。そのことが一番の「シロアリ対策」だと確信しています。
棟上げ前のこの状態はなかなか見てもらえないですが、平野木材の自慢の光景です!
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