2022.07.03
*新築注文住宅、リフォームをご検討中の方へ*
新築注文住宅見学会を開催します。
7月9日(土)10日(日)(予約制)
10:00-17:00 於:奈良市西大寺
『暮らしを愉しむ木の家』 詳細は社長ブログで☆
「平野木材の家」の特徴は色々ありますが、やはり一番は【木の家】だと思います。全ての新築で「耐震等級3」を取得している構造材には地元奈良県産材の丈夫な材木をふんだんに使っていますが、残念ながらこれらのほとんどは完成時には壁の中に隠れてしまします。でも隠れてしまうこの構造材は家の中で最も大切な部分ですので、1本1本吟味して使っています。
一方、内装仕上材にもこだわりを持って、適材適所に木を使っています。普段生活する空間に「木」があるとなぜか落ち着きます。見た目もそうですが、木の香りにも癒されます。もちろん空気の調湿という大切な役割も果たしてくれます。
でも、床にも天井にも壁にも「木」を使えばいい・・・という事ではありません。そのお客様のご要望にもよりますが、いつも心がけているのはあまり「木」を強調させすぎないように・・・さりげなくその空間に「木」が溶け込んでいる・・・そんな家を提供したいなと思っています。
今度の新築見学会の家も、そのような「木の使い方」を見ていただく事が出来ます。まだ完成前ですが・・・
この吹抜けの天井には、「吉野杉の白た」を使っています。木には「あかみ」と「しらた」があります。木の中心部が「あかみ」で硬く、木の表面部が「しらた」で柔らかいです。杉は特に柔らかい材料ですので、「しらた」は床には使いません。でも天井には白と赤が混ざるより、節のない「しらた」を使った方が上品で美しい空間に仕上がります。
奈良県産材の針葉樹には「杉」と「桧」があります。針葉樹は柔らかく「足触り」がソフトでとても気持ちがよく温かい感触があります。その分傷はつきやすいですが、無垢の床板はあまり傷が目立ちません。今回の家は、1階床に「奈良のひのき」2階床には「奈良の杉」を使っています。是非、その心地よさを体感していただけたらと思います。
まだ養生が取れてないので、この家の床はお見せできませんが他の家の写真をUPします。まずは「ひのき」の床です。
この家も天井には「杉のしらた」を使っています。桧も杉も完成時には真っ白ですが、これが経年変化で年々色が付いてきてだんだんんと「きつね色」になっていきます。これも無垢の木の家の楽しみのひとつです。完成時も美しいですが、私は何年か経過して少し色がついた状態がさらに美しいと思っています。
こちらは杉の床板です。床はこのように「杉のあかみ」を使います。お客様によって好みは分かれますが、私はこの杉の赤も大すきです。
今回の見学会の家も、これらの事例とはまた違う家になっているはずです。同じような木を使っても、その間取りによって、木の使う場所によって使う量によって、がらっと違う雰囲気に仕上がります。それが世界に一つしかない「完全注文住宅」の良さだと思います。週末の見学会が楽しみです。
まだ少し予約の空きがありますので、「木の家」の新築、リフォームを検討しておられる方は是非お申込みください。(^^)