2023.06.12
昨年くらいから、新築件数と同じくらい【旧家リフォーム】のご依頼をいただいたいます。先日、約3か月の工事を経て、完成お引渡しをさせていただきました。
これは別の家の図面ですが、旧家の間取りはほぼこの形です。
玄関が南入か、北入りか・・・奥の座敷が「8帖+6帖」か「6帖+6帖」か・・・こんな家を昔の大工さんは図面なしで建てていました。そしてご家族は、この広い4間の和室をほとんど使わずに、狭いLDKだけで生活をしていました。
このような旧家は、現代の生活スタイルには適してなく、またほぼ無断熱なので冬はとても寒い暮らしを強いられてしまいます。ただ構造はしっかりした家が多いので、少し手を加えれば快適な家に生まれかわることが可能です。
今回工事をさせていただいた家の間取りは少し違いますが、この図面と同じように家の東側のリフォームをさせていただきました。旧家リフォームで一番多いのはこの形です。座敷はそのまま置いておいて、一番生活の中心であるLDK、そしてお風呂洗面の水廻りを改修する・・・というパターンです。そうすると、生活空間は温度差も少ない快適な空間となり、健康で安全な生活を送っていただく事が出来ます。
耐震補強をしながら、間仕切りや垂れ壁を撤去し、開放的な明るい部屋に生まれかわりました。写真奥の空間は天井が低く閉鎖的な狭い部屋でした。そこを勾配天井にして杉板を張らせていただいたことで、天井の低さをあまり感じなくなり、丸太と共に部屋のアクセントにもなりました。何より美しい庭を愉しんでいただけるようになって、とても喜んでいただいています。
間取り変更のリフォームは費用もそれなりにかかりますが、その分家が生き返り、お客様の生活の質も向上します。「商品取替え型」のリフォームよりも数倍の価値があると私は思っています。是非ご相談ください。
**************************
奈良で注文住宅、木の家を建てるなら、平野木材へ
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆