2020.05.12
快晴の下、今日は地元田原本で棟上げをさせていただきました。
先日完成した家に続いて、今回も平屋です。中身が充実した暮らしやすいコンパクトな木の家です(^^)
毎回思うことですが、数ある建築会社の中から平野木材を選んでいただいたお客様に「平野木材に依頼して良かった!」と思っていただけるよう、職人さんたちと協力して良い家に・・・「家にいるのが一番好き!」と思っていただけるような家に・・・仕上げていきたいと思います。
ところで、「棟上げ」という言葉は聞いたことがないという方はおられないと思います。でもどういう意味か知っている方は少ないと思います。
棟上げとは「棟木(むなぎ)」を上げる・・・という意味です。
この図の一番上の木・・・つまり家で一番高い場所にある木のことです。今でこそクレーン車を使って棟上げを行いますが、昔はすべて人力でした。ですので棟上げと言えば一大事・・・親戚、近所の力持ちを集めて、一本づつ上へ上へと上げました。何日もかかってやっと2階の一番上の木・・・棟木が上がったのです。そんな大変な作業ですので家の上の高いところで作業する大工さんたちも今の時代よりも危険が伴った行事でした。ですので、緊張がほぐれた棟上げの後は棟梁を中心に、その家の下で大宴会(^^)。みんなの労をねぎらったのです。
クレーンを使って棟上げをするようになっても、棟上げ後の慰労会はありました。私も若いころは何度か参加させていただきました。ご馳走をいただき、棟梁が「伊勢音頭」を歌い、それは盛り上がったものでした。今では考えられませんが、昔は飲酒運転で検問にかかっても「今日は棟上げだから・・・」と言えば情状酌量してもらったとか・・・。棟上げ後の慰労会は日本らしい良い風習だったのですが・・・。
なにはともあれ・・・今日は無事に棟上げが出来て一安心でした。
奈良で注文住宅、木の家を建てるなら、平野木材へ
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!