2022.08.02
毎日厳しい暑さが続いています。危険なくらいですね。皆さん朝からエアコンのお世話になっておられると思いますが。【日射遮蔽】については工夫をしておられますか?
いくらエアコンをかけていても太陽の日射が窓から入っていては、「冷房」と「暖房」を同時にしているようなものです。家の中に入ってくる日射はこの図のような感じです。
なんと窓から入ってくる日射が全体の75%にもなると言われています。そうなんです。住宅の設計は「窓のデザイン」がとても重要です。平野木材が取り入れている【パッシブデザイン】の考え方は、「冬の日射取得を考えて南面に出来るだけ大きな窓を取り、北・東・西面は採光と通風がクリアできれば窓は出来るだけ小さくする」というものです。
ただ、これだけでは不十分です。南側の窓には「夏の日射を遮る庇」が必要になってきます。夏真っ盛りの今の昼間の太陽の位置をイメージしてみてください。真夏の太陽は昼間はとても高い位置にあります。ですので庇があれば南側の大きな窓からは夏の日射は入ってきません。そうです、家には庇がとても重要です。最近のデザイン住宅には庇のない家や、小さな庇しかない家が多く見られます。そんな家は夏は暑くて仕方がありません。
また、東の大きな窓、西の大きな窓もよくありません。皆さん西日は頭にありますが、案外東の窓がイメージしにくいと思います。夏は朝の7時頃からギラギラの太陽が東(北寄りの東)から照らします。しかも低い位置からです。東の窓は気持ちよさそうに思ってしましがちですが気を付けなければいけません。
と言ってしまえば、庇のない家や東西に大きな窓がある家はどうしたらいいの?となると思いますが方法はあります。「日射は外側で遮る」・・・これが基本です。
昔ながらの「すだれ」です。これを侮っては行けません。見た目だけではなくしっかり日射遮蔽をしてくれます。
最近人気の「外付けシェード」です。これは後付けでも窓に付けることが出来ます。
これは少し高価になりますが、「外付けブラインド」です。日射遮蔽もしながら通風ができ、外部の視線も遮ることができる優れものです。
このように夏の日射が入ってきてしまう窓には何かの工夫をしてみてください。驚くほど効果があってエアコンの効きもよくなるはずです。平野木材はこんなことも真剣に考えながら家づくりをしています。何なりとご相談ください。(^^)
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