2023.01.19
明日香で新築工事中の現場、順調に進んでいます。
先日、待ちに待った「焼板」が現場に入荷されました。「天龍焼杉」という外壁材なんですが、なんと4か月待ち・・・ようやく外壁の作業にかかることができました。
「焼杉板」は昔から和風建築に使われているごく一般的なものなのですが・・・この天龍焼杉は他のものと全く違う特徴があります・・・「手焼き」なんです。
一般的な焼杉は機械で焼いたものがほとんどですが、天龍焼杉は杉板を三角形にして煙突効果を起こし、その内側を焼くことで仕上げていく伝統的な手焼き工法で作成されています。手間はかかりますが、炭化層が厚く固くなる為、機械焼きに比べ剥がれにくくなっています。(天龍焼杉HPより引用)
(天龍焼杉HPより引用)
平野木材としては初めて使う材料で、実物も見たことがありませんでした。入荷された現物を見て、驚きました。表現は難しいですが、「本当に焼かれた木」です。一般的なものは、どちらかというと「表面を焦がした」ようなイメージなんですが、とにかく炭化層が厚いです。そして貼っていくと色と風合いがなんとも言えずいい感じです。存在感がとても強いです。今回は1階も2階も貼るのですが、圧倒的なインパクトがありながら決して圧迫感やしつこさがありません。和瓦と自然の木ととてもよく調和して美しいです!
やはり、「手間をかけたもの」「本物の素材」はどんな綺麗な工業製品もかないません。
すべて貼り終わり、足場が取れるにが今から楽しみです。
奈良で注文住宅、木の家を建てるなら、平野木材へ
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆