2018.05.17
今日は蒸し暑かったですね!
思わず、今年初めての半袖を着ました。夏はもうすぐですね!
さて、今日は新築の現場で『気密測定』を行いました。「高性能な木の家」を目指す弊社では、大工さんが変わっても同じ「平野木材仕様」で家づくりを行っていますので、家の性能は同じはずなんですが、何軒かごとに測定をして確認をするようにしています。
それで測定結果は・・・・・気密性能(C値)0.61でした。(^^)
前回の0.44という数値まではいきませんでしたが、今回も十分満足できる結果になりました。きっちり仕事を行ってくれている大工さんや設備やさんたちに感謝です。ちなみにこの数値は・・・一条工務店さんとほぼ同じ性能になります。
ご存じない方に説明をさせていただくと・・・
気密性能というのは、家全体でどれだけ隙間があるのか?という事をあらわす数値です。家に空いた隙間の面積を住宅の延べ床面積で割った値を出します。今回の家は124.2㎡ですので、0.61ということは75.76c㎡の隙間があるということになります。はがき1枚の面積が148c㎡ですので、家全体でなんと・・・はがき半分程の隙間しかないということです。
今の住宅は断熱性能を高く施工します。断熱性能が高いと、夏の日射熱を家に入れにくくし、冬の部屋の暖気を外部に逃がしにくくし、結果冷暖房も効きやすくなり光熱費が下がり、また健康快適な暮らしができるようになります。しかし、いくら断熱性能を上げても、家の隙間が多いとまったく意味がありません。ですので、ある一定の高気密と高断熱のセットは不可欠になるのです。
たまにお客様に、「気密が高い家は息苦しくなるような気がします。」と言われますがそんな心配は不要です。気密が高い家は、窓を少し開けただけでしっかり風が抜けてくれます。また換気扇による空気の流れも計画通りに流れてくれます。気密の悪い家では、換気扇を回してもその付近の空気が排出されるだけで、家全体の空気は動きません。よって湿気も排出しにくくなりますので、結露の原因にもなります。
と、今の家づくりには『気密』というものは、とっても大切なのです。
建設会社で、「おたくの建てる家のC値はいくらですか?」と聞いて答えられない会社は現在の家づくりを理解していないと思って下さい。最近ハウスメーカーで、一条工務店さんの家が増えていると思いませんか?それは、これらの「家の性能」というものをきちっと数値を出して説明しているからなんです。
これからの住宅は性能がとても大切です。でもそれだけでは「真の良い家」ではないのですが・・・
この話はまた今度に。(^^)
気密検査で思わず長文になってしまいました。お付合いありがとうございました。
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!