2018.04.11
昨日、奈良県で一番大きな『木材銘木製品市場』へ行ってきました。
目的は・・・お寺の本堂の天井板の下見です。
昔は和室の天井に「無垢の天井板」をよく使いました。
4間取りの和室や・・・8帖6帖の2間続きの和室・・・には色目や杢目の柄を合わせて貼ったものです。「吉野杉」や「秋田杉」または「屋久杉」といった高級天井板が多く出回っていました。ですが昨今は、需要も少なくなり、また大径木の杉の木も少なくなって、製品が極端に少なくなっています。希少品です。ましてやお寺の本堂となると、揃った板がたくさん必要ですので少し前からあちこちに連絡を入れて探していました。
昨日の市場でいい製品を見つけました。「吉野杉」の巾が「尺6寸」の製品です。「尺6寸」といってもわからないですよね!1尺は約30cm、1寸は約3cmですので、巾48cm強の板になります。これくらいの板を取るとなると、直径60cm以上の丸太が必要です!60cmとなると、150年から200年生の木が必要になると思います。例えばこんな丸太くらいの・・・
これくらいの太さの木で、節がない木しか良い天井板は取れません。
昨日は、偶然にも必要な坪数の揃ったいい天井板が見つかりました!ついてます!(^^)
値段は??ご想像にお任せします!(笑)
高級品には間違いありません。「吉野杉」のとっても良い色艶が出た天井板です。これを使わせていただいたら、本堂も見違えるほど良くなって檀家さんたちにも喜んでいただけると思います。楽しみです!(^^)
◆ 奈良で木の家、奈良で注文住宅を建てるなら、奈良工務店の平野木材へ ◆
【木と心】でお客様の幸せのお手伝いを・・・
◆ 株式会社 平野木材 ◆
明日も素敵な一日が皆様に訪れますように!