2018.04.02
10日程前に、突風が吹いて天気が荒れました。
その日、お客様の家の屋根がこんなふうにメクレてしまいました。
屋根の素材は「スレート屋根」・・・いわゆる『カラーベスト』です。風でこんなふうになってしまうのは珍しいことであって、やはりなってはいけないことだと思います。「カラーベスト」は一般的によく使われている屋根材で、特徴は軽いことです。耐震的なことを考えると、家にとってはいいことなんですが、私は耐久性に問題があると思っています。
新しいうちはいいのですが、年月が経って表面の防水塗膜が弱まってくると、雨水が浸透してしまいます。そうなると、屋根下地が腐ってきます。ですので、防水効果が切れる前に定期的にメンテナンスで防水塗装をする必要があります。ですが、定期的にメンテナンスを行っておられる家は少なく、ツヤが無くなっている屋根をよく見かけると思います。
今回のお客様宅も、その状態で下地の強度が弱まっていたため、風で飛ばされてしまったのだと思います。今回は応急処置をさせていただきましたが、何年か後に、「屋根改修」をお勧めさせていただきました。
やはり風雨や直射日光にさらされる家の外部は、「耐久性」が何より一番だと思います。「平野木材の家」は【瓦】か【ガルバリウム鋼板】しか使わないのは、そんな理由からなんです。最初に少し費用がかかっても、長い目で見ると絶対にそちらのほうがお客様のためになると思っています。長く安心して暮らしていただける家をつくりたいからです。(^^)
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