2023.10.04
ようやく秋らしくなってきました。少しホッとしますね!
先月から3軒のリフォーム工事をさせていただいています。1軒は平野木材としては珍しく「マンションリフォーム工事」・・・そして2軒は「旧家リフォーム工事」です。それぞれ築35年から40年の建物です。日本の住宅は、1981年~1990年に建てられた家(築33年~42年)が約900万戸、1991年~2001年に建てられた家(築22年~32年)が約1078万戸・・・とこの時期には多くの戸建て住宅が建ち、その家がそろそろ「リフォーム適齢期」と言われています。
30年を超えるとやはり水廻りが傷みだすのが気になります。そして何よりも夏の暑さ、冬の寒さがストレスになってきます。今でこそ日本の家の性能も高くなり、断熱性能も数値で表されるようになりました。ですが当時の家は、壁には辛うじて「グラスウール」が入っていますが、床や天井に断熱材の入っていない場合も多くあります。
今回の2軒の家もやはりお施主さんの不満は、「水廻り」と「冬の寒さ」でした。断熱工事は家全体を行うのが理想ですが、そうなると費用がかなりかさみます。ですので家族構成にもよりますが夫婦お二人だと、普段の生活空間を断熱改修します。「エリア断熱」「部分断熱」と言われています。今回の2軒も・・・LDKと浴室洗面室を中心に工事をさせていただいています。そこに寝室も断熱工事が出来れば理想ですね。
床や天井にきっちり断熱材を入れます。見るからに暖かいですよね!
もう1軒の現場も床をしっかり組み直して、これから断熱材を入れていきます。
そして写真の奥に見えるのが丸太柱に入れ替えた箇所です。昔の家の間取りは小さな部屋に区切られている場合がほとんどです。例えば「応接間」と「台所」というように。リフォームではやはり出来るだけ「広いLDK」を・・・という要望になります。ですがここで大切なことが「耐震補強」です。リフォームをして家が弱くなっては、どんなにきれいに仕上がっても手抜き工事です。リフォームをしながら、少しでも強い家にする・・・という事が重要です。平野木材ではこのように「丸太」と「化粧スジカイ」で補強することもあります。開放的でまた部屋の良いアクセントになりとても喜ばれています。今回も仕入先までセレクトしに行ってきました!
冒頭に書きましたが、リフォーム適齢期の家の工事が今後どんどん出てきます。ですが多くのリフォーム専門店は「見た目をきれいに!」とこだわります。我々は、それにプラス「断熱性能UP」と「耐震性能UP」を意識します。リフォームも見た目だけでなく中身が重要ですね!
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