2022.01.24
一昨年に完成した、「自宅リフォーム工事」ですが・・・実はまだ残工事がありました。昨年も次々とたくさんの工事をさせていただきましたので、大工さんの手が空いてくることはありませんでした。年明けにようやく少し余裕が出たので、残っていた「外壁の板の貼替」と「しっくい補修」をやってもらっています。
自宅リフォームを行ってから、「旧家リフォームのモデル」としてお客様にも見ていただく機会が増え、徐々に「旧家リフォーム」のご依頼が増えていっています。今「平野木材の旧家リフォーム」としてのパンフレットの作成をしていて、またホームページにも旧家リフォームのコーナーを作るべく作業を進めているところです。
そのような築年数を重ねた家のリフォームで重要ポイントのひとつに「外壁の改修」があります。外壁は長い年月、風雨にさらされ、直射日光を浴びて最も傷みやすいところです。改修のタイミングを逃すと、雨水の進入を許し、木造住宅にとっては致命的な劣化につながることもあります。ただ、足場工事が必要なために費用もかさみ、簡単にはリフォームできないところでもあります。
そんな理由から、外壁は出来る限り長持ちして、見た目も美しい仕上げにしたいと誰もが思うことです。一般の住宅では、モルタル壁やサイディング壁に塗装をするのが外壁改修になりますが、旧家では「板としっくい」で仕上げられている場合が多くなります。我が家も、築60年もの間、全くメンテナンスをしていなかったので、かなり酷いことになっていました。
旧家外壁の板・・・で一番使用されているのが【杉の焼板】です。今回の我が家の張り替えもこの焼板を使います。「焼板」とは杉の板を焼いて表面を炭化させたものです。て炭化した杉板の表面を焼い層をつくることで格段に耐久性能がUPします。昔の家は、和瓦に板貼り・しっくいという伝統的な和風住宅が多かったので、この焼板も多く使われて、いろんな材木屋さんで作られていたのですが、最近は和風住宅の減少とともにあまりつくられなくなっています。また、コストを落とすために、厚みの薄い板をバーナーで焼いてその上に塗装をするというような商品が主流となってきてしまっています。せっかく長持ちさせるために焼板を選択するのに逆行していますよね!
そんな中、今回いろいろ調べた結果、下記の2社さんの焼板がとても良いという事がわかりました。
【天龍焼杉さん】https://焼杉.jp/
【共栄木材さん】https://www.kyoei-lumber.co.jp/product/type/1
どちらの商品も人気で、大量生産ができないという事もありなかなか手に入りません。平野木材は全国の材木屋さんとつながりはありますので仕入れをすることが可能です。今回は、納期の事もあり共栄さんの焼板を使う事にしました。2月初旬には入荷の予定です。どのような仕上がりになるか・・・今から楽しみです!(^^)
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