2022.02.07
今日はちょっと「木の話」を・・・
平野木材は元々材木屋ですので「木のプロ」です!と自負しています。平野木材の工事には新築もリフォームも厳選した良木を使用します。奈良県の桧や杉を中心に使いますが、奈良県にはない木も多くあります。例えばナラやカエデ、クリなどの広葉樹は関西には少なく、東北に多く群生しています。ですので、国産広葉樹のフローリングなどは東北の材木屋さんから仕入れたりします。先日もサンプルと取り寄せました。
色々な木があって、色も風合いも違って綺麗ですね!
そんな色々な木の産地があるのですが、日本の中でも特殊なのが【屋久島】です。琉球列島から屋久島のあたりは「亜熱帯多雨林」と呼ばれて、本州とは土壌が違います。屋久杉で有名ですが、油分の多く含んだ強い木が育ちます。上の写真の下の一枚板は「屋久杉」です。私の父が昔に購入したもので、今事務所の打合せテーブルとして使っています。屋久杉は今現在は天然記念物なので伐採は禁止されていますが、この板はそれ以前に伐採されたものでとても希少品です。興味のある方は事務所にお越しいただいて触ってみてください。屋久島の森の息づかいを感じられると思います(^^)。
そんな屋久杉ですが、最近平野木材のルートで仕入れられるようになりました。屋久島の中でも植林できる地域があって、そこで育った木が建築材になるくらいに大きくなって伐採できるようになったとの事です。決して違法ではありませんのでご安心ください。
先日さっそく第1号として、現場で使わせていただきました。それほど大きな木ではないので、梁などの大きな部材は取れません。ウッドデッキ材やウッドフェンスの板などが主な製品です。奈良県の杉よりは少し赤く濃い色をしています。油分が多く長持ちするので外部に適していると思います。
玄関前のフェンスが屋久杉です。なかなか味わいがあって良いものです(^^)。
他社さんの施工写真もいただいたのでご紹介します。
最後の写真は、施工後5年くらい経ったものだそうです。赤い色がだんだんと「シルバーグレイ」に変化していきます。色の変化は本物の木の良さのひとつです。人工のものはずっと色が同じで変わりませんが、どちらがいいでしょうか?私はこのシルバーグレイがとても綺麗と感じます。是非いろんな現場で使っていきたいと思っています。
ただ残念なことがひとつあります!実は私は屋久島に一度も行ったことがありません(笑)。コロナが収まれば、是非行ってみたいと思っています。
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